ゼロの使い魔7

Amazon文庫サイズブックカバーが売り切れてる。なんてこった。

表紙絵にもなっていますが、本巻は死を覚悟したルイズがせめてもの絆を作りたくて結婚式をあげるというお話です。なのですが、割とさらっと流してしまっており、非常にもったいない感じです。あぁもったいないMOTTAINAIマータイさんに怒られますよ。ここだけでももっと緻密に叙情的に描いて欲しかったです。ルイズのキャラクター性が売りのお話なんですから。ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああ(ry
その他の筋は前巻と同じテーマで「名誉のために死ぬなんて馬鹿らしいよ」的な安易な戦争反対論者のお説教なので、戦記モノのような緻密さを求めてはいけないのかもしれませんが、論理の軽薄さが目に付きます。
またアニメ版との比較になりますが、この巻のお話だけはアニメというメディアの特性が勝利していると感じました。話がベタなぶん、わかりやすく感動的に仕上がっていました。結婚式シーンもそれなりに力が入っていたし!最後に死んだと思ったらひょっこり生き返るようなシェンロンも佐渡先生もびっくりするような展開が無ければ。いや、生き返るのはいいんだけどもっと伏線とかそういうのを。。。
すごく引きが強い終わり方をしているので続巻が気になるところですが、とりあえずねんがんのしょうしつをてにいれたので、そっちを読みます。