涼宮ハルヒの消失(劇場版)

上映時間、番宣コミだけど2時間43分だった。な、長かった。。。

ほぼ原作のとおりなので、特に目新しいところは無かったものの、この映画の最大のウリはいわゆる「消失長門」をいかに可愛く描けるかというところであり、その観点から言えば十分及第点を出せるものだったのではないでしょうか。ネタバレになりますが、私の最大のオススメは入部届けを返されてしまい、自分のことが拒絶されたと思って恐怖と怯えの表情を浮かべて泣きそうになるシーンです。ハァハァ。
とはいえ、せっかくの劇場版であり、かつ大半の観客が地獄のエンドレスエイトを耐え抜いた百戦錬磨のツワモノだらけに違いないことも考えると、多少のボーナスはあっても良かったんではないかなとも思うわけです。長門うわぁぁぁぁんと叫んでしまうような。長門髪髪モフモフとか呻いてしまうような。
この映画はあくまでも今までのアニメの延長線上にあるものであり、単独の作品として成立するものでないことは、キャラクターの説明等が一切無かったことからも明らかであり、その意味で劇場化する必要があったのかはどうか甚だ疑問なのです。昨今批判されている「続きは劇場で」商法以外の何物でも無かったと疑いの目を向けられても否定しきれないのではないでしょうか。

なんてことはもう半万年前から指摘されていることなので今更でした。

最後まで「特報!シリーズ最新刊『涼宮ハルヒの驚愕』発売日決定!」という告知が放映後にでも入るのではないかと思っていたのですが、無かったです。残念。
アニメのネタはまだ「陰謀」とかがありますが、エンドレスエイトでだいぶファンも離れたことだし、ここはやっぱり一気に分裂をアニメ化するのが良いと思うんですよ。驚愕部分はオリジナルで作ってしまえ。未完ラノベのアニメ化なんてみんな投げっぱなしエンドや原作破壊が常なのだし、今更躊躇することは無いですよ!

そういえば封切り二日目という比較的早いタイミングで行ったので、先着限定のメモパッドを貰えました。二人で行ったので2個。
正直グッズに興味ないのであとでヤフオクででも売ろうと思っていたのですが、無造作にポケットに突っ込んでいたので、細かいキズがついてしまいました。ヤフオクで落とすような熱心なファンには怒られてしまうので、出品は断念。

欲しい人が居たら電話か口頭で言ってください。あげます。