さよならピアノソナタ4

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
完結巻です。が、その後を扱った事実上の5巻が存在するので、本編を決着させるのがこの巻です。
前巻に引き続き主人公がすっとぼけてまわりの女の子がキレるというパターンの繰り返しでイライラマキシマムです。ちょっと引っ張りすぎかも。読んでてまたかよまたかよと叫びたくなることしきり。ラノベの主人公はヘタレというのは定番ですが、さすがやりすぎです。
で、結局周りが見えてない二人が周りじゅうを振り回し心身ぼろぼろになって、まわりに迷惑をかけまくった挙句勝手にくっつくという、なんかイカン感じの遺憾なオチでした。しかもお膳立ては全部女の子にしてもらって、自分が何もしないことを正当化する始末。正直なんでこいつがモテるのか全然わからんのです。
一応身辺整理はしてるんですが、あまりにも取ってつけた感が強く、えええーーー、結局ほかの人は当て馬かよーっていうかそれはわかっていたがあまりにも投げっぱなしじゃね?
次巻は短編集ですが、そこでいろいろ回収されるんでしょうか。もちろん買ってあるぜ。
最後予定調和でくっついて、よかったねおめでとうという気持ちになるより、さんざん4冊もひっぱりやがってという悪態も付きたくなるのですが、結局買って読んでる時点で話が気になってるってことなので、作者の勝ちなのですが :-)