学校の階段2

学校の階段2 (ファミ通文庫)
……実写映画とかあったんですね。知らなかった。Wikipediaで初めて知りました。今度近所のTSUTAYAで探してきて、奥さんが寝てる隙にこっそり見ます。

今回は、階段部が出来たいきさつを説明しつつ、各キャラクターのバックグラウンドを紹介していくような話でした。元々主人公の影が薄いうえに、たくさんいる登場人物それぞれに光を当てようとしているうえ、文章の視点キャラも時々変化していたため、全体に散漫な印象を受けました。
最後には取ってつけたような勝負があって無理やり締めましたが、練れてない感は否めないものがあり。次巻以降の展開のための状況整理だったのか、方向性を見失っていたのか。
階段を走る部活という新規性は前巻で使ってしまったので、ある意味普通の学園ものになってしまいました。あまたある学園もののうち突出している要素も無いので、今後どうやって変化を付けていくのか楽しみです。