ADSLとVDSLの共存

住んでいるマンションにBフレッツマンションタイプが導入されるらしい。今のところ大家からアナウンスは無く、マンション入り口付近の壁に工事業者からと思われる張り紙があるだけである。何も知らされていないことから、もしかしたら大家がタダで全戸に引いてくれるのかとか幸せな妄想をしてしまうのだが、まぁそんなことは無いとして、気になるのは既存のADSLとの干渉である。
我が家はイーアクセスADSLサービス(下り8Mbps)を導入しており、これは電話局から部屋まで引いてある電話回線の高周波部分に信号を乗せて通信するという仕組みであるわけなのだが、今度導入されるBフレッツの信号もVDSLモデムを使って電話回線に信号を乗せてくるらしい。VDSLモデムはMDFに取り付けるとのことなので、もしかしたら全戸の電話回線にVDSLモデムを接続してしまうのではないかとの心配が生まれる。つまり、電話局から部屋内のADSLモデムの間にVDSLモデムが挟まることで、信号が劣化して通信速度が低下したり途切れたりしないかが気になるのである。
一応簡単に調べた範囲では、ADSLの下り8Mbpsタイプで使う周波数帯とVDSLが使う周波数帯は異なるので理論的には干渉は有り得ないようなのであるが、機械がはさまるということはノイズが乗ることにもなりかねないので、やっぱり心配なのである。ADSLの周波数帯はVDSLで使用しないということは、そのあたりのノイズは気にしないという仕組みかもしれないし。
とかいいつつも、やっぱり大家がタダでBフレッツを引いてくれるんじゃないかとかいう甘い期待は消えないのである。